現地1月20日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月16日~1月29日/ハードコート)男子シングルス3回戦で第31シードの西岡良仁(日本/ミキハウス)と世界ランキング65位のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)が対戦。西岡が7-6(6)、6-3、6-2で勝利し、グランドスラムで初めて4回戦進出を果たした。試合時間は2時間25分。
対戦相手のマクドナルドは西岡と同じ27歳で、昨年8月にキャリアハイの世界48位に到達。「全豪オープン」には6年連続6回目の出場で、2021年に4回戦に進出している。2回戦では第1シードで前回王者のラファエル・ナダル(スペイン)を6-4、6-4、7-5で退けた。
二人のツアーでの対戦成績は西岡の3勝1敗で、今月上旬の「ATP250 アデレード1」でも西岡がストレートで勝っている。マッケンジーの1勝は、2021年「ATP250 モスクワ」で手にしたものだ。
試合は、「絶対に負けることはできない」と語っていた西岡のサーブでスタート。西岡は第1セット第4ゲームでダウンザラインを決めて2つのブレークポイントを得るが、サーブが好調のマクドナルドにしのがれる。第7ゲームで今度はピンチに見舞われるも、ミスの少ないプレーで防ぐ。29回のロングラリーを制した時には、右手を突き上げて喜んだ。続く第8ゲームで西岡が得た4回のブレークチャンスもポイントに結びつけることはできず、両者ブレークなしのままタイブレークに突入する。
タイブレーク、西岡は相手のミスショットやダブルフォールトでミニブレークに成功して5-2とリード。前に出てのショットをマクドナルドが返せず、セットポイントを手にする。マクドナルドがサービスエースなどで粘るも、4つ目のチャンスをモノにした西岡が8-6でセットを取った。
第2セット、第1ゲーム途中からマッケンジーにミスが重なり、西岡にチャンス到来。マッケンジーは腹部を痛めたようで、40-40のところでメディカルタイムアウトを取り、コート外で処置を受けた。試合再開後、西岡がフォアハンドのウィナー、パッシングショットを立て続けに決め、ブレークに成功する。股関節を痛めた2回戦のナダルのようにマクドナルドが本来のような動きができず、チェンジエンドの時間を使って腹部のケアを続けたり、アンダーサーブを繰り出したりする中、冷静にプレーを続けた西岡は、フォアハンドを決めて第2セットも手にした。
第3セットでは開始早々にマクドナルド、西岡がそれぞれブレークチャンスを迎えるも、決めきれない。それでも西岡は第4ゲーム、相手のダブルフォールトで3-1とする。1-1から4ゲームを連取した西岡が、粘るマクドナルドを振り切って、2つ目のマッチポイントをフォアハンドで決め、今大会3試合連続のストレート勝ちを収めた。なお、西岡はこの勝利によってツアーレベルでの100勝目に到達している。
勝利した西岡は、「全豪オープン」で8年連続8回目の出場、グランドスラム通算では27回目の出場にして初の4回戦進出。次戦では初のベスト8入りをかけて第16シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)と第18シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)の勝者と対戦する。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「ATP250 アデレード1」での西岡
(Photo by Sarah Reed/Getty Images)
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「全豪オープンテニス」1/16(月)~1/29(日) ※大会第1日は無料放送
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