12月17日・18日に東京のMTSテニスアリーナ三鷹で、テニス日本代表選手によるスーパーエキシビションマッチ「エアトリ HEAT JAPAN 2022」が3年ぶりに開催。今シーズンをもって現役を引退する添田豪(GODAI)も登場し、ラストマッチを勝利で締めくくった。
本戦に出場したのは内山靖崇(積水化学工業)、綿貫陽介(フリー)、内田海智(富士薬品)、中川直樹(橋本総業ホールディングス)という世界で活躍する選手たち。4人はまず総当たり戦を行い、それぞれ2勝をあげた内山と綿貫が決勝で対戦。接戦を制した綿貫が優勝を決めた。
添田は初日の総当たり戦4試合の後で、元世界ランキング60位、34歳の伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス)とスーパータイブレークで対戦。こちらも大接戦となったが、16-14で添田が勝利した。
38歳の添田は2003年にプロに転向。鋭い両手打ちのバックハンドストロークを武器に、2012年7月にはキャリアハイの世界47位に到達。ATPツアーでの通算戦績は56勝92敗だが、そのすぐ下のレベルであるチャレンジャー大会では歴代3位となる398勝(225敗)を挙げ、決勝に31回進出して、歴代5位の18タイトルを獲得した。チャレンジャー大会、フューチャーズ大会を含む国際大会で合計24回シングルスで優勝している。
添田が日本代表として初めて「デビスカップ」に出場したのは2005年。26回代表に選出されて23回出場し、シングルス24勝11敗、ダブルス2勝2敗という素晴らしい成績を残した。添田は「デビスカップ」日本代表監督を務めることが決まっており、チームを率いてどんな戦いを見せてくれるのか、楽しみだ。
また「エアトリ HEAT JAPAN 2022」2日目には、自ら主宰するジュニア大会「Yoshi’s Cup」終了後の西岡良仁(ミキハウス)も、「Yoshi’s Cup」優勝者である16歳の前田透空(トップランAIOI)を伴って来場。日本のトップ選手らが集結して終始盛り上がる大会となった。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「全日本テニス選手権」での添田
(Photo by WOWOWテニスワールド)