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男子は西岡を下した清水が、女子は荒川を破った桑田が優勝し1000万円獲得[SBCドリームテニスツアー]

「楽天ジャパンオープン」での清水

今年6月より、日本のテニス界を選手・ジュニアにとって夢のある世界とすることを願って東京の有明コロシアムで開催されてきた「SBC Dream Tennis Tour 2022」(以下「SBCドリームテニスツアー」)。12月11日にファイナルラウンドの決勝が行われ、男女の初代チャンピオンが優勝賞金1000万円を獲得した。

6月に行われた「SBCドリームテニスツアー」ファーストラウンドの男子優勝者は今井慎太郎(イカイ)、準優勝は江原弘泰(エキスパートパワーシズオカ)。女子は荒川晴菜(アオヤマスポーツ)が優勝、西郷里奈(TEAM自由が丘)が準優勝だった。8月のセカンドラウンドでは男子決勝で伊藤竜馬(橋本総業ホールディングス)が江原を破り、女子では阿部宏美(筑波大学) が伊藤あおい(サリュートテニス専門学院)に勝利した。

ファイナルラウンドも前2ラウンドと同様に、初日には4人ずつ4組のグループリーグが戦われ、各組上位2名が2日目の決勝トーナメントに進出。試合は4ゲーム先取で4-4となればタイブレーク。セットカウント1-1になると10ポイントのマッチタイブレークが行われる(ノーアドバンテージ)。ファイナルには世界の舞台で活躍する西岡良仁(ミキハウス)、内山靖崇(積水化学工業)、杉田祐一(三菱電機)、綿貫陽介(フリー)らも登場。本番を前に、9日にはプロアマ大会とレセプションも開催された。

初日の10日にすべての選手がグループリーグの3試合を戦い、決勝トーナメント進出を決めたのは男子Aグループ1位の西岡、2位の羽澤慎治(JCRファーマ)、Bグループ1位の片山翔(伊予銀行)、2位の綿貫、Cグループ1位の清水悠太(三菱電機)、2位の越智真(江崎グリコ)、Dグループ1位の齋藤惠佑(富士住建)、2位の白石光(早稲田大学)。

女子はAグループ1位の今西美晴(EMシステムズ)、2位の荒川、Bグループ1位の山口芽生(フリー)、2位の小堀桃子(橋本総業ホールディングス)、Cグループ1位の伊藤、2位の清水綾乃(Club MASA)、Dグループ1位の桑田寛子(島津製作所)、2位の相川真侑花(テニスユナイテッド)となった。

男子ではベスト8から準決勝に勝ち進んだ西岡が、高橋にフルセットで勝利。清水は白石をストレートで破って決勝に進出。決勝を前に世界ランキング36位、27歳の西岡は「同じ身長の低いレフティーとして、どういう戦い方が大事か教えてやろうと思います」と豪語していたが、世界402位、23歳の清水からタイブレークで辛くも第1セットを取ると、第2セットは0-4で落としてマッチタイブレークにもつれ込み、4-5(4)、4-0、[10-8]で清水の逆転勝利となった。

女子では準決勝で桑田が清水を、荒川が相川をどちらもストレートで破って決勝に進出。決勝では世界449位、31歳の桑田が、世界408位、23歳の荒川を4-0、5-3で下して、初代女子チャンピオンとなった。3位決定戦では男子は高橋、女子は清水が勝利している。

「プロテニス界を夢のある世界に」を目標に開設された本大会。来年以降もますます盛り上がり、選手とファンに夢のある世界を見せて欲しい。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「楽天ジャパンオープン」での清水
(Photo by WOWOWテニスワールド)

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