12月4日に東京の有明コロシアムでWOWOWテニスファンミーティングが開催された。スペシャルゲストとして、今シーズン韓国のソウルで4年ぶり2回目のツアー優勝を遂げた西岡良仁(日本/ミキハウス)と、9月に惜しまれながら現役を引退した奈良くるみ(日本/安藤証券)が登場。参加者たちにアドバイスを与えたり、参加者らと組んでダブルスの試合を行い、楽しく意義深い時を過ごした。
午前中は一般の部、午後にはジュニア部門が開催。まずは全員でストレッチをし、西岡と奈良がデモンストレーションとしてストロークを披露。ウォームアップ後に参加者は2組に分かれて、一方はテニスレッスン、もう一方はWOWOW実況部屋を見学し、終わると交替。西岡や奈良からアドバイスをもらった参加者たちは、「これからの練習に生かしていきたい」、「わかりやすかった」、「うまくなれる気がする」と笑顔で話していた。
続いて、参加者の数名と西岡、奈良がペアを組んでダブルスを行う。西岡と組んだ女性は「緊張で手が震えました。奈良選手のサーブが受けられて幸せです」。もう一人の女性は「テレビで見るより全然迫力も違うし、すごかったです」と印象を語った。
午後の部に現れた小学生たちは、間近で見るプロのプレーに瞳をキラキラさせて「カッコ良かった」、「勉強になった」と口々に語った。奈良は「将来ここから強い子が出てきたらとか思いながら過ごせたので、すごく自分にとってもパワーのもらえる一日でした」と満足そうに話した。
西岡は「応援しています、頑張って下さいというコメントを直でもらえると、また来季から頑張っていこうと思えるパワーのひとつでもあるので、結果というところもしっかり追い求めて頑張っていきたいと思います」と決意を新たにした。
ジュニア部門の最後には、二人から子どもたちへ言葉が贈られた。「皆さんがこのコートに立って試合するところを見てみたいので、頑張って下さい。応援しています」と奈良。西岡は「今日の僕たちと一緒にやったテニスの思い出が、いい思い出に残ってくれれば嬉しいなと思います。今日はありがとうございました」と感謝を述べた。
テニスファンの、子どもたちの、そして選手たちの笑顔があふれたファンミーティング。いつまでも飛び切りの思い出として心に残ることだろう。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真はWOWOWテニスファンミーティングでの西岡(左)と奈良
(Photo by WOWOWテニスワールド)