今月22日に本戦開幕となる「全仏オープン」(フランス・パリ/5月22日~6月5日/クレーコート)の予選が16日からスタート。日本勢では女子の世界ランキング215位、日比野菜緒(日本/ブラス)が2回戦に勝ち進んだ一方、第19シードの世界134位、本玉真唯(日本/島津製作所)は1回戦敗退となった。「全仏オープン」公式ウェブサイトが伝えている。
日比野は世界262位のサーシャ・ヴィッカリー(アメリカ)に6-2、6-2の快勝。ヴィッカリーに8つあったサービスゲームのうち1つしかキープさせず、1時間あまりでストレート勝ちを収めた。
本玉は世界218位のYuliya Hatouka(ベラルーシ)と対戦。3回ブレークされて第1セットを失うが、第2セットでは相手のサービスゲーム6つのうち5つを破ってセットカウント1-1とする。しかし最終セットの第1ゲームで2回あったブレークチャンスを逃した後、0-4のビハインドに。一度はブレークの数で並んだが、第10ゲームを落として4-6、7-5、4-6で敗れた。
日本勢では、男子シングルスで世界94位の西岡良仁(日本/ミキハウス)、女子シングルスで世界38位の大坂なおみ(日本/フリー)と世界97位の土居美咲(日本/ミキハウス)が本戦ストレートイン。また、先月エントリーリストが発表された時点では補欠候補だった世界105位のダニエル太郎(日本/エイブル)が繰り上げ出場を果たすことになった。手術後のリハビリに励んでいる錦織圭(日本/フリー)は欠場。
日本勢以外では、男子は第6シードの世界112位ラドゥ・アルボット(モルドバ)、第8シードの世界133位ベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)らが2回戦進出。女子では第1シードの世界78位アナスタシア・ポタポワ(ロシア)、第3シードの世界99位ジュ・リン(中国)、第4シードの世界108位ワン・シユ(中国)、第6シードの世界101位ドナ・ベキッチ(クロアチア)、第14シードの世界121位レシヤ・ツレンコ(ウクライナ)、17歳の新星、世界192位のリンダ・フルビルトバ(チェコ)らが1回戦を突破している。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2021年「全仏オープン」での日比野
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)