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ナダルに新たな問題発生か「うまく呼吸できない」

「ATP1000 インディアンウェルズ」でのナダル

現地20日、「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月9日~3月20日/ハードコート)決勝で第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第20シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)に3-6、6-7(5)で敗れた。試合中から苦しそうな様子を見せていたナダルは、身体上の問題を抱えていたことを明かしている。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが伝えた。

それまで開幕20連勝中だったナダルだが、決勝では開始早々に0-4とリードされ、第2セットでも先にブレークしながら直後に追いつかれ、その後も何度もチャンスを逃していた。

波に乗り切れないこの試合中、ナダルは第1セット終了後と第2セット第9ゲーム終了後の2回、メディカルタイムアウトを取っている。1回目の処置はコート外で行われたが、2回目はコート上で受けたため、背中をフィジオに押された彼が苦しそうに顔をしかめる様子がテレビカメラに捉えられていた。

ナダルは試合後、敗れたのはフリッツがいいパフォーマンスをしたからだと強調したものの、身体に異変を感じていることを認めた。この異変は、第19シードのカルロス・アルカラス(スペイン)との準決勝途中から始まったという。

「正直、痛みがある。うまく呼吸できないんだ。肋骨に何かあるのかはまだわからないけど、呼吸するとこの中(胸を指さして)が針でずっと刺されているみたいに痛む。あまりにも痛くて、少しめまいがしたよ。このせいでいろんな不都合が起きている。痛いだけでなく、うまく呼吸できないから気分が良くないんだ」

そんな状態でありながらも最後まで戦い続けたナダル。「僕はベストを尽くした。もちろん、今日は僕の日じゃなかったけどね」と語る。「第2セットでは何度かチャンスがあったけど、ほとんどモノにすることができなかった。それだけのことだよ。僕の側から見るならば、あまり多くのことができる状態ではなかったから難しい試合だったね」と試合を振り返りつつも、「こういうことを話すタイミングじゃない。これは決勝で、僕は最善を尽くしたけど、偉大な選手に敗れたということだよ」とフリッツを称えた。

ナダルはさらに、フリッツにとっては決勝よりも前日に行われた第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)との準決勝の方が大きな勝利だと主張。「昨日の方が(自分よりも)もっとタフな相手だった」としている。

ナダルは負けを認める一方で、開幕からの連勝が20で途絶えたことは残念がった。「できることなら、クレーコートのシーズンが始まるまで連勝を保っていたかった。これまでがとてもとても美しかったからね。思うように戦えなかったことは悲しい。だけど、スポーツでは過去のことではなくこれからのことを語らなければならない」

クレーコートに万全の状態で臨むため、インディアンウェルズ開幕前から「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月23日~4月3日/ハードコート)は欠場することを決めていたナダル。今後は、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)も参戦予定の「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月10日~4月17日/クレーコート)に出場することになっている。

「僕は気分が激しく上下するような人間じゃない。基本的に落ち着いていて、すべてを俯瞰的に見ている。もちろんここ2ヶ月はとても素晴らしく、忘れられないようなものだったし、感情を大きく揺さぶられた。その数ヶ月前には思いもしなかったようなことを体験できたよ。これからはなるべく早く呼吸の問題を解決し、クレーシーズンをスタートさせたい。何が起きているのか、回復するために何をしなければならないのか、どのくらいかかるのかといったことはまだわからないけどね」

もともと足に完治しない怪我を抱えており、それでも今季ここまでに「全豪オープン」を含む3つのタイトルを獲得してきたナダル。新たに降りかかってきた問題が大事に至らないことを祈りたい。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」でのナダル
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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