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テニス史上最も遅いサービスエース!?

2021年「ATP250 シンガポール」でのクレッシー

「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月10日~3月20日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、テニス史上最も遅いサービスエースが生まれたと話題になっている。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが伝えた。

話題のサービスエースを決めたのは、世界ランキング72位のマキシム・クレッシー(アメリカ)。彼は、予選から勝ち上がってきた世界157位のクリストファー・ユーバンクス(アメリカ)と対戦した1回戦で7-5、6-7(8)、4-6の逆転負けを喫したものの、15本のサービスエースを記録。そのうちの1本が会場を沸かせ、SNS上でも話題となっている。

カリフォルニア州南部の砂漠地帯で行われている「ATP1000 インディアンウェルズ」では、連日の突風に多くの選手が苦戦しているが、この日はその突風がクレッシーの味方となった。第2セットの第8ゲーム、30-0とリードする場面でクレッシーがサーブトスを上げると、風に煽られたボールは彼の予想以上に長く宙に浮き、振り抜いたラケットの先がボールを捉える。フレームショットから生み出された強烈なスピンボールは風に乗ってふわりと浮き、ネットをギリギリのところで越えて着地。と同時に、ボールは逆回転をしながらコートの外に向かって真横にバウンドした。ベースライン後方で構えていたユーバンクスは飛び出すのが遅れたこともあり追いつけず、結果として時速42kmのサービスエースが生まれている。

これには解説者も「嘘だろう、こんなサーブは見たことがない。スマッシュではあってもサーブでこんなのは初めてだ。どおりで本人も笑っているわけだよ」とコメントし、カメラは苦笑いするクレッシーを捉えている。珍しいプレーを目の当たりにした観客は歓声を上げて喜んだ。

マスターズ1000大会でキャリア2度目の勝利を挙げたユーバンクスは試合後、この場面について「その場で固まったよ。あんなボールがまさかネットを越えるとはね。だから、ただ見ていることしかできなかった」と振り返る。ユーバンクスは第2セットでマッチポイントを3回しのいでおり、突風が試合をさらに難しくしたという。「僕にとって風はいつも厄介だ。特にサーブの時はね。それに、コートを横切るような風と、渦を巻くような風は全然違う。だから、トスをいつもより後ろで上げたりしてファーストサーブの成功率をなんとか上げようとしていた」

ATPが運営するTennis TVはTwitterに「こんなサーブ、見たことあるか?なんてワイルドなんだ…」というコメントを添えた例のサービスエースの動画と、その速度と軌道を示したホークアイの動画を投稿している。これに対してファンの一人は「これが何であれ、名前をつけてテニスの辞書に追加する必要がある」と反応、すると別のファンが“Cressy Crescent(クレッシー・クレッセント/クレッシーの三日月)”という洒落た名前を提案した。似たようなサーブを打つ動画を紹介した者もいたが、クレッシーの完璧な着地と驚異的なスピンには及ばず。また、これが本当にテニス史上最も遅いサービスエースなのかという議論も盛り上がっているようで、アンダーサーブで放ったサービスエースの方が遅いのではないかという意見も出ている。クレッシーのサービスエース動画は投稿から4日後には再生回数が50万回を超え、リツイートも1500回以上を数えている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「ATP250 シンガポール」でのクレッシー
(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images for Sport Singapore)

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