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ナダルも一緒にプレーした97歳ウクライナ人選手「この恐ろしい状況を生き延びなければ」

テニスを楽しむ人々

ITF(国際テニス連盟)のライセンスを持つ世界最年長のテニス選手としてギネス記録を保持している97歳のウクライナ人テニスプレーヤー、レオニード・スタニスラフスキーさんが、現在のウクライナ情勢を受けて自身の思いを語った。スポーツウェブメディアSportskeedaなどが伝えている。

連日報道されているロシアによるウクライナ侵攻。英ロイター通信の取材に対しスタニスラフスキーさんは、「私は100歳まで生きていたい。この恐ろしい状況を生き延びなければいけません」と切実な思いを語っている。「戦争は(2月)24日に始まりました。それから今まで、ほとんど外出はしていません。家にいました…物資もあるし冷蔵庫も満杯です」

未だに終わりが見えず痛ましい状況が続くウクライナを一旦離れるという選択肢もある中で彼は、「娘のターニャはポーランドにいて、そこに私を連れていきたがっていますが、私はここに留まると決めました。耳が悪いものですから、夜、寝てしまえば何も聞こえません」と話す。

97歳のスタニスラフスキーさんは1924年3月22日生まれ。第2次世界大戦の際は、ソビエト連邦の戦闘機の設計や製造をするエンジニアとして働いていたそうだ。人生で大きな戦争を二度も味わうことになり、「再びこんなに恐ろしい戦争下を生きなければならないなんて思いもしませんでした。母親たちは子どもを失い、妻たちは夫や息子を失いました。いったい何なのでしょう?こんなことの何がいいのでしょう?21世紀に戦争なんてあってはいけません。戦争をやめて、話し合いで決着をつけるべきです」と憤りを露わにした。

30歳でテニスを始めて、現在に至るまで60年以上プレーを続けているスタニスラフスキーさんは、元世界王者のラファエル・ナダル(スペイン)とボールを打ち合ったことも。ラファ・ナダル・アカデミーはSNSを通して彼にメッセージを送っている。「この困難な時に、我々は力とサポートをお送りします。昨年、あなたが当アカデミーへ訪問してくれた時はとても興奮しました。すべてが終わったら、マヨルカの私たちのコートでまた一緒にプレーしましょう!」

スタニスラフスキーさんは、いつかロジャー・フェデラー(スイス)とプレーすることも望んでいるそうだ。

「テニスは私の人生であり運命です。私は90歳を過ぎてからも本格的なレベルでテニスをプレーしてきましたし、海外でも、世界選手権でも、ヨーロッパ選手権でもプレーしてきました。誰も恐くありません。戦争が終わって、テニスをしたいです。もしポーランドに行けたら、そこでプレーするでしょう。しかし、私は家にいて、戦争が終わるのをじっと待つと決めたのです」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真はテニスを楽しむ人々(LightField Studios / Shutterstock.com)

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