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ズベレフ、ブラジルの観客からのチャントに苦言「一線を越えた」

「デビスカップ・クオリファイアーズ」でのズベレフ

世界ランキング3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が3月4日・5日に行われた「デビスカップ・クオリファイアーズ」で、ブラジルの観客によるチャントが不適切だったと苦言を呈した。米テニスメディア Tennis World USAなど複数のメディアが報じている。

「デビスカップ」に出場するのは2019年大会以来となったズベレフは、リオデジャネイロで行われた5試合のうち、シングルスの2試合でプレー。世界216位のThiago Seyboth Wild、世界114位のチアゴ・モンテーロ相手にそろってストレート勝利を収め、ドイツの「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」出場に大きく貢献した。

試合後にズベレフはチームのプレーに満足した様子を見せている。「今週は全員がすごく良いトレーニングをして、チームとして良いパフォーマンスを発揮できたと思う。みんな、戦う準備はできていたし、ここに来られたことを喜んでいた。個人的には、コート上で今年一番楽しい時間を過ごせた。このチームはもっと強くなれると思うから、これからが楽しみだ」

その一方で、ズベレフはブラジルの観客のチャントが「一線を越えた」と主張し、試合中に家族や元交際相手のオルガ・シャリポワさんの名前を口にしていたという。シャリポワさんは交際中にズベレフからDVを受けていたと2020年に告発しており、現在ATP(男子プロテニス協会)主導のもとで調査が進められている。「相手の家族や愛する人の名前を出すのは、一線を越えたことになる。今日、ブラジルの観客はその一線を越えてしまった。ほとんどすべての試合でそうだった」とズベレフは訴えた。

観客が具体的にどのような内容をチャントしていたのかは伝えられていないが、DVの告発に加えて先月の「ATP500 アカプルコ」で失格処分を受けたことでズベレフのイメージに陰りが生じていることは否めない。

「ATP500 アカプルコ」のダブルス1回戦で主審の判定に納得のいかなかったズベレフは、何度も暴言を吐き、敗戦が決まった直後には主審の座っている椅子をラケットで4度殴打。この結果、ズベレフは失格処分となり、2回戦進出が決まっていたシングルスでもプレーできず大会を去ることに。後日、暴言とスポーツマンらしからぬ行為によって合計4万ドル(約464万円)の罰金を科せられ、大会で得たポイントと3万1570ドル(約366万円)の賞金も取り消された。失格となった後、本人はSNSに謝罪文を掲載している。

さらなる処分を科す可能性があるとの声明を出していたATPが今月8日にその内容を明らかにした。ATPのルール&コンペティション担当の上級副社長がズベレフの行為を調査した結果、追加で2万5000ドル(約290万円)の罰金と8週間にわたるATP の大会への出場停止処分が決まった。ただし、2023年2月22日(事件から1年後)までの保護観察期間中に、ズベレフが今回の処分対象となった暴言とスポーツマンらしからぬ行為の2つのコードに反する行動を起こさないことを条件に、追加の処分は保留になるという。条件が守られれば保護観察期間の終了とともに処分は無効となるが、守らなかった場合は上訴手続きを経たのちに適用される。ズベレフは3月11日までにこの調査結果に対して不服を申し立てることができる。

※為替レートは2022年3月9日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「デビスカップ・クオリファイアーズ」でのズベレフ
(Photo by Buda Mendes/Getty Images)

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