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「私はウクライナ人」イエストレムスカが決勝進出[WTA250 リヨン]

2021年「WTA500 モスクワ」でのイエストムスカ

自国ウクライナの戦火を逃れて「WTA250 リヨン」(フランス・リヨン/2月28日~3月6日/室内ハードコート)にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場している世界140位のデヤナ・イエストレムスカ(ウクライナ)が決勝進出を決めた。WTA(女子テニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

先月24日に爆撃が始まった際には故郷オデッサにおり、その後に両親を残して15歳の妹とともに戦火を逃れてきたイエストレムスカ。世界97位のアナ・ボグダン(ルーマニア)、世界139位のCristina Bucsa(スペイン)、第5シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア)、第2シードのソラナ・シルステア(ルーマニア)を破り、決勝に勝ち進んでいる。

イエストムスカはシルステアとの準決勝に7-6(5)、4-6、6-4で勝利。第1セットで相手に2度セットポイントを握られながらもセットを先取。第2セットでは一時3-0とリードしながらも逆転されてセットカウント1-1に。第3セットでは5-3で迎えた第9ゲームのサービング・フォー・ザ・マッチで3度のマッチポイントを決められずブレークされるものの、直後のゲームをブレークバックして決勝へのチケットを手にした。

2時間31分に及んだ試合をイエストムスカは以下のように振り返っている。

「とてもタフな試合だった。第3セットで何度もマッチポイントを得ながらそのゲームを落としてしまった時は、もう終わった、負けたと思ったの。もうパワーが残っていなかったから。でも、みんなが応援し続けてくれたから、まだできると思えるようになった」

「故郷を離れる時の模様をInstagramに投稿した時、フランスをはじめ世界中の人たちからたくさんのメッセージをもらえた。でもここに着いてから、こんなにもたくさんのサポートを得られるなんて思わなかったわ」

連戦を勝ち進んできたイエストムスカだが、ウクライナへの爆撃が続けられていることで肉体的によりも精神的に疲れを感じているという。

「毎日、いろんなことをニュースで目にしているの。夜もずっとニュースを追っていて、朝起きてもチェックしているわ。特に故郷の街に関してね。だからあまりよく眠れているとは言えないわね。朝はかなり疲れを感じる。でも精神的にはかなり強くなっているわ。だからどんなことにも対処できるの。私はウクライナ人で、ウクライナの人たちはとても強いから。私の勝利をウクライナに捧げるわ。国で今起きていることに比べたら意味はないけど」

イエストムスカにとっては2020年の「WTA500 アデレード」以来、2年ぶり5度目の決勝進出。アデレード大会ではアシュリー・バーティ(オーストラリア)に敗れたが、それまでの3回のファイナルではすべて勝利している。今回の決勝で対戦するのは、第8シードのジャン・シューアイ(中国)だ。

なお、同じく祖国ウクライナのために戦っていた世界15位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は、「WTA250 モンテレイ」(メキシコ・モンテレイ/2月28日~3月6日/ハードコート)の準々決勝で第5シードのマリア カミラ・オソリオ セラーノ(コロンビア)に6-1、5-7、6-7(5)の逆転負け。オソリオ セラーノはその後決勝に進出しており、第2シードのレイラ・フェルナンデス(カナダ)と対戦する。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「WTA500 モスクワ」でのイエストムスカ
(Photo by Anatoliy Medved/Icon Sportswire via Getty Images)

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