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ラドゥカヌのストーカー、禁固刑は免れる

エヴィアンのアンバサダーを務めるラドゥカヌ

昨年11月から12月にかけて、世界ランキング12位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)にストーカー行為を働いたとして逮捕された男に判決が言い渡され、禁固刑を免れたことがわかった。英スポーツメディア Sky Sportsなど複数のメディアが報じている。

ストーカー容疑で逮捕されたのは、35歳で元Amazonの配達員、Amrit Magar被告。18歳にして「全米オープン」優勝という偉業を果たしたことからラドゥカヌに惹きつけられたと供述する彼は、ラドゥカヌが両親とともに暮らすロンドン郊外の自宅を3回訪問し、彼女宛てにメッセージカードを添えた花束や、37km離れた自宅から歩いてきたことを記した手紙などを残していった。最後の訪問では自宅の木にクリスマス用の電飾を巻きつけ、ラドゥカヌのものと勘違いして父親のスニーカーを持ち去っている。その際、複数回にわたって防犯カメラに映っていた人物であることから、被告のあとをつけたラドゥカヌの父親が警察に通報、逮捕に至った。ラドゥカヌは当時、自由を奪われたように感じ、自分の家でも安心できないと訴えていた。

今月23日に下された判決で被告は禁固刑を免れたものの、95ポンド(約1万5000円)の罰金と18ヶ月間の社会奉仕、200時間の無償労働と8週間にわたる日中の外出禁止を命じられた。在宅しているかは電子タグで監視されるという。さらに被告は今後5年間、ラドゥカヌや彼女の両親に連絡を取ること、彼らの自宅がある通りから1マイル(約1.6km)以内に近づくこと、彼女が大会に出場したりトレーニングするために訪れている施設に立ち入ることを禁止されている。

ラドゥカヌの父親は法廷で陳述を行った際に、警察に通報したことで「男が復讐するのではないかと懸念しており、娘の身を案じている」と語り、今回の事件により家族がどれだけ危険にさらされているか、そして娘の居場所がいかに簡単に判明してしまうかが浮き彫りになったと発言。ラドゥカヌの母親は、一家が「より安全で安心できるように引っ越したい」と述べている。

被告の弁護士は「彼はとても温厚な人物だという印象です。このようなことは二度としないと話しており、ラドゥカヌさんを苦しめるつもりはなかったそうです」と主張。だが、判事は被告が住所を聞き回っていたことなどから犯行は計画的であり、ラドゥカヌや両親に精神的な苦痛を与えたほか、セキュリティの強化や引っ越しに伴う経済的な負担が今後生じることを招いたといったことを理由に今回の判決を言い渡した。

一方のラドゥカヌは、第1シードとして出場していた「WTA250 グアダラハラ」(メキシコ・グアダラハラ/2月21日~2月27日/ハードコート)の1回戦を7-5、6-7(4)、3-4で途中棄権することに。ラドゥカヌにとって「全豪オープン」以来の出場となったこの大会、相手のダリア・サビル(オーストラリア)は現在世界610位につけているものの、2017年にはキャリアハイの世界20位に到達し、現在はアキレス腱の怪我からの復活を目指している選手だ。

試合は序盤からシーソーゲームとなり、最終セットを迎えた時点で2時間40分以上が経過。両選手ともに体力の限界を超えており、サビルが足の痙攣に耐えながら戦う中、ラドゥカヌはゲームカウント2-3とリードされる場面でメディカルタイムアウトを取り、左の太もも上部にテーピングをしてコートに戻ってきた。ラドゥカヌは動きが明らかに鈍くなっていたものの、そこからもう2ゲームを戦うが、結局リタイアを決断。最終的に3時間36分に及んだこの一戦は、今シーズンのWTAツアーで最長試合となった。

※為替レートは2022年2月24日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真はエヴィアンのアンバサダーを務めるラドゥカヌ
(Photo by Julian Finney/Getty Images for evian)

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