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シングルス選手がダブルスにも出ることによる影響とは?

2021年「東京オリンピック」での錦織

ダブルス元世界ランキング3位のロハン・ボパンナ(インド)が、主にシングルスで活躍している選手がダブルスにも出場することによる影響について語った。インドのニュースメディアTimes of Indiaが報じている。

長年にわたってダブルスのスペシャリストとして活躍してきた41歳のボパンナは、今シーズン既に2大会で優勝し、通算タイトル数を21としている。そんなボパンナは、シングルスで活躍する選手がダブルスにも出場することで、会場に多くのファンが集まり、ダブルス全体の普及に繋がると語る。加えて、力のある選手が増えることにより試合はより面白く、熾烈になるだろうと分析している。

ダブルスのランキングのみをエントリーの条件としていた頃、レベルの高い試合はトップ選手同士の対戦でしか見ることができなかった。しかしながら、シングルスのランキングだけでもダブルスに出場できるようになってからは、シングルスの強豪選手やスター選手の参加も増え、ダブルスに特化した選手にとっては厳しい戦いが増えるようになった。ボパンナはこのような状況の良し悪しを判断するのは難しいが、シングルスの選手がダブルスにも参加してくれること自体には利点があると話す。ダブルス選手だけでやった方がいいのではないかと聞かれたボパンナは、「難しい状況だ」と答えている。

「多くのシングルスの選手は、自分のプレーに磨きをかけようとダブルスの試合にも参加する。(僕も組んだことのある)デニス・シャポバロフ(カナダ)はダブルスに出るのも好きで、そこからたくさんのことを学んでいる。リターンの精度やボレー、リターン全般についても。それが彼のシングルスの試合でも活きているんだ。ここ最近ではそういうシングルス選手の参加が増えているから、ダブルス専門の選手が大会に出るのに苦労している。僕たちのような選手にとっては、昔のようにダブルスのランキングだけで出場が決まった方がいいけど、元に戻ることはないだろうね。だからこそ、高いレベルでプレーし続けることが重要で、それができないとトップ500やトップ1000に入ることさえも難しくなってしまう」

「とはいえ、シングルスの選手が参加することで試合を見てくれる人が増えている。そうやってダブルス全体の地位が向上しているからこそ、難しい状況なんだ。シングルスの選手がいた方が良いのか、ダブルスの選手を優先するべきか、正直言って悩ましいところだね」

過去にはシングルスの選手がダブルスの選手から出場枠を奪っているとして議論になったこともあった。シングルスの選手にとってダブルスの試合は絶好の練習の場であり、経験が浅かったり復帰した直後なら、身体的な負担をあまりかけずに試合の感覚を養うことができる。その一方で、ダブルスにしか出場していない選手にとっては死活問題だ。

「東京オリンピック」の混合ダブルスでは、当時シングルス世界7位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が優勝。また、「全豪オープン」の男子ダブルスではニック・キリオス(オーストラリア)/タナシ・コキナキス(オーストラリア)組がワイルドカード(主催者推薦枠)での出場ながら、トップシードを破るなどの番狂わせを演じて優勝へと登り詰めた。観客を盛り上げるのが得意な地元の選手だったとはいえ、ボパンナの言う通り、シングルスで活躍してきた選手がダブルスの注目度を高める結果となった。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「東京オリンピック」での錦織
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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