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上地は初戦敗退。ラケット破壊のズベレフが4回戦で消える[全豪オープン]

「全豪オープン」4回戦でラケットを破壊するズベレフ

現地23日に行われた「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)7日目、男子・女子シングルスの上位シード選手がベスト8進出を逃している。この日から車いすテニスの部も始まった。「全豪オープン」公式ウェブサイトが伝えた。

男子シングルスでは、優勝候補の一角と見られていた第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が4回戦敗退。これまで4勝2敗だった第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)に3-6、6-7(5)、3-6のストレート負けを喫した。勝ったシャポバロフは、グランドスラムでは3度目となる準々決勝で第6シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。

昨年後半のハードコートシーズンからいい波に乗り、シーズン最多優勝(6回)を記録していたズベレフ。今大会での結果によっては世界1位になる可能性もあったが、この日はウィナーの数がシャポバロフのおよそ半分(18:35)にとどまり、セカンドサーブのポイント取得率はわずか29%だった。波に乗っていた時はメンタルの成長を感じさせたズベレフだが、この試合中にはラケットをコートに何度も叩きつけて破壊する様子も見られた。

「この大会での目標は優勝、そしてできれば世界1位になることだった。でもこういうプレーをしていたら、それにはふさわしくないね。シンプルな話だよ。この週はずっと悪いプレーをしてしまった。(3回戦の)ジョン・ミルマン(オーストラリア)との試合は悪くなかったけど、1回戦・2回戦も褒められた内容じゃなかったね。昨年の“ウィンブルドン”以来、自分にとって最悪の試合の一つになってしまったよ」

また、ノーシードの世界77位ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)の躍進がついにストップ。グランドスラムでこれまで2回戦より先に勝ち進んだことがなかった22歳のキツマノビッチは、1回戦で対戦するはずだった第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が強制出国となったことを受けて、「ベストを尽くしてジョコビッチの代わりに勝ち上がりたい」と語っていたが、第17シードのガエル・モンフィス(フランス)との4回戦に5-7、6-7(4)、3-6で敗れた。モンフィスは2019年「全米オープン」以来10回目となる準々決勝で第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と顔を合わせる。

モンフィスは「ベスト8進出は素晴らしい功績だけど、まだ終わっていないよ」と、さらなる高みを目指す。ベレッティーニに対してはこれまで3戦全敗だが、「面白い、そして素晴らしい試合になるだろう」と自信を見せている。

一方の女子シングルスでも上位シード選手が敗退に。昨年の「全仏オープン」と「全米オープン」でベスト4だった第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)が第21シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)との第1セットをタイブレークの末に落とし、そのままストレート負け。そして第8シードのパウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)が、現在はノーシードの世界51位だがグランドスラムで3度のベスト4、1度準優勝のマディソン・キーズ(アメリカ)に4ゲームしか奪えずに大会から去ることになった。

3回戦で2019年・2021年のチャンピオンである第13シードの大坂なおみ(日本/フリー)を破った世界60位の20歳、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)は、第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)の前に敗退。バーティは「全豪オープン」では4年連続の準々決勝進出。2020年にはベスト4を記録している。また、第4シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)は、2012年・2013年の「全豪オープン」で連覇を達成した第24シードのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を退けた。

男子ダブルスでは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場するタナシ・コキナキス(オーストラリア)/ニック・キリオス(オーストラリア)ペアが準々決勝へと駒を進めた。2回戦で「東京オリンピック」金メダリストであり第1シードのニコラ・メクティッチ(クロアチア)/マテ・パビッチ(クロアチア)ペアを破ったのに続き、3回戦では23本のサービスエースを含む38本のウィナーを決め、第15シードのペアを3セットで下している。

混合ダブルスでは、第8シードの柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)/マクラクラン勉(日本/イカイ)ペアと二宮真琴(日本/エディオン)/アイサムウルハク・クレシー(パキスタン)ペアが準々決勝へ勝ち進んだ。前者はナディア・キッチュノック(ウクライナ)/サンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)ペアをフルセットの末に、後者はリューメラ・キッチュノック(ウクライナ)/アンドレイ・ゴルベウ(カザフスタン)ペアにストレートで勝利していた。

また、この7日目から車いすの部もスタート。過去10回「全豪オープン」で優勝している男子シングルス第1シードの国枝慎吾(日本)が世界5位のヨアキム・ジェラード(ベルギー)に6-4、6-2で勝ち、準決勝へ。2017年・2020年大会を制した女子シングルス第2シードの上地結衣(日本)は、世界3位のアニーク・ファンクォト(オランダ)に5-7、5-7で惜敗。

大会7日目の主な試合結果は以下の通り。(※[]内の数字はシード表記)

<男子シングルス>
【4回戦】

●アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)[3] 3-6 6-7(5) 3-6 〇デニス・シャポバロフ(カナダ)[14]

●アドリアン・マナリノ(フランス) 6-7(14) 2-6 2-6 〇ラファエル・ナダル(スペイン)[6]

●パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)[19] 5-7 6-7(4) 4-6 〇マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)[7]

●ミオミル・キツマノビッチ(セルビア) 5-7 6-7(4) 3-6 〇ガエル・モンフィス(フランス)[17]

<女子シングルス>
【4回戦】

〇アシュリー・バーティ(オーストラリア)[1] 6-4 6-3 ●アマンダ・アニシモワ(アメリカ)

〇バーボラ・クレイチコバ(チェコ)[4] 6-2 6-2 ●ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)[24]

〇ジェシカ・ペグラ(アメリカ)[21] 7-6(0) 6-3 ●マリア・サカーリ(ギリシャ)[5]

〇マディソン・キーズ(アメリカ) 6-3 6-1 ●パウラ・バドーサ ジベルト(スペイン)[8]

<男子ダブルス>
【3回戦】

〇マルセル・グラノイェルス(スペイン)/ホレイショ・ゼバロス(アルゼンチン)[3] 7-5 7-5 ●パブロ・アンドゥハル(スペイン)/ペドロ・マルチネス(スペイン)

〇タナシ・コキナキス(オーストラリア)/ニック・キリオス(オーストラリア) 6-4 4-6 6-4 ●アリエル・ベアル(ウルグアイ)/ゴンサロ・エスコバル(エクアドル)[15]

<女子ダブルス>
【3回戦】

〇ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)/エリース・メルテンス(ベルギー)[3] 7-6(5) 6-4 ●シュー・イーファン(中国)/やン・ザオシャン(中国)[14]

<混合ダブルス>
【2回戦】

〇柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)/マクラクラン勉(日本/イカイ)[8] 4-6 6-3 [10-8] ●ナディア・キッチュノック(ウクライナ)/サンティアゴ・ゴンサレス(メキシコ)

●リューメラ・キッチュノック(ウクライナ)/アンドレイ・ゴルベウ(カザフスタン) 3-6 4-6 〇二宮真琴(日本/エディオン)/アイサムウルハク・クレシー(パキスタン)

<車いす 男子シングルス>
【準々決勝】

〇国枝慎吾(日本)[1] 6-4 6-2 ●ヨアキム・ジェラード(ベルギー)

●グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン) 1-6 6-7(2) 〇アルフィー・ヒュウェット(イギリス)[2]

<車いす 女子シングルス>
【準々決勝】

〇ディータ・デ グロート(オランダ)[1] 6-2 6-1 ●ダナ・マシューゾン(アメリカ)

〇アニーク・ファンクォト(オランダ) 7-5 7-5 ●上地結衣(日本)[2]

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」4回戦でラケットを破壊するズベレフ
(Photo by Mackenzie Sweetnam/Getty Images)

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