現地20日に行われている「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、世界ランキング120位のダニエル太郎(日本/エイブル)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場する世界113位のアンディ・マレー(イギリス)と対戦。ダニエルが6-4、6-4、6-4で勝利し、グランドスラム初の3回戦進出を決めた。試合時間は2時間48分。
第1セット、ダニエルは第3ゲームで3度目のチャンスを生かして先にブレーク。第6ゲームで3-3と追いつかれたが、直後にマレーのダブルフォールトで再びリードを奪い、そのまま6-4で取った。
続く第2セット、ダニエルは第2ゲームで4度あったピンチをしのぐ。すると直後の第3ゲームでブレークに成功。第5ゲームで訪れたチャンスでリードをさらに広げることはできなかったが、1ブレークアップのまま第2セットも取っている。
そして迎えた第3セット、2セットダウンであとがなくなったマレーは、ダニエルの最初のサービスゲームで積極的に出て2度のブレークチャンスを掴むと、この試合初めて先にブレークする。しかしダニエルが直後にブレークバック。ブレークチャンスでマレーがまたもやダブルフォールトを犯してしまった。
だが、マレーはなおも食らいつき、第4ゲームでもチャンスを作る。それでもダニエルがバックハンドのダウンザラインでゲームポイント。最後はマレーのリターンがネットにかかって2-2となる。その後、両者ブレークチャンスを得るところまでは至らぬまま試合は進むが、第9ゲームでダニエルにチャンス。ドロップショットなどを決めて2本のブレークチャンスを掴み、1本目はしのがれたが、2本目でマレーがショットをネットに引っかけ、大きなブレークを手にする。ポイントを失ったマレーはラケットをコートに投げつけながら暴言を吐いてしまい、審判から警告を科されることに。
ダニエルは続くサービング・フォー・ザ・マッチ、この日12本目のサービスエースなどを決めて40-15に。最後はサーブ&ボレーで鮮やかに試合を締めくくった。
勝利したダニエルは、3回戦で第11シードのヤニク・シナー(イタリア)対世界104位のスティーブ・ジョンソン(アメリカ)の勝者と対戦する。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「全豪オープン」でのダニエル太郎
(Photo by Quinn Rooney/Getty Images)
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