現地20日に行われている「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月17日~1月30日/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、世界ランキング120位のダニエル太郎(日本/エイブル)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場する世界113位のアンディ・マレー(イギリス)と対戦。ダニエルが第1セットを6-4で取った。
予選を突破したダニエルが「全豪オープン」本戦に出場するのはこれが5回目。2019年大会で2回戦に進出している。今大会の予選では3試合すべてストレート勝ち。そして本戦1回戦では、世界147位のトマス・バリオス ベラ(チリ)を7-6(5)、6-1、6-1で下していた。
対するマレーは、グランドスラム3度の優勝を誇り、3年ぶり14度目の出場となる「全豪オープン」では5回準優勝している。先週には「ATP250 シドニー」で2年ぶりの決勝に進出したが、アスラン・カラツェフ(ロシア)に敗れた。今大会の1回戦では、第21シードのニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を相手に5セットマッチを戦い、3時間52分におよんだ熱戦の末に6-1、3-6、6-4、6-7(5)、6-4で勝利している。
ダニエルとマレーの過去の対戦は一度だけ。2016年の「デビスカップ」でマレーが6-1、6-3、6-1で勝利していた。
コイントスに勝ったマレーがサーブを選択。第1ゲーム、ダニエルがフォアハンドのウィナーを決める場面もあったが、マレーがキープ。「頑張れ」という日本語のエールも聞こえる中、ダニエルも第2ゲームをキープする。
第3ゲーム、ダニエルはラリーでポイントを重ねてデュースに。ここでマレーのダブルフォールトが出て、ダニエルが最初のブレークチャンスを手にする。このチャンスはマレーの鋭いサーブでしのがれるが、5度目のデュースでダニエルのバックハンドがコート隅に決まり、2度目のブレークチャンス。だが、これもサーブでしのがれた。それでも直後に3度目のブレークチャンスを得ると、ロングラリーの末にようやくブレークを果たした。
その後、第6ゲームでマレーにブレークチャンスが訪れる。ダニエルがドロップショットでマレーをおびき出して逆サイドに決めるという形で1度目はしのいだが、2度目のチャンスを決められ、3-3と追いつかれた。
しかしダニエルは直後にブレークチャンスを掴む。マレーが再び痛いところでダブルフォールトを犯してしまい、ダニエルの1ブレークアップに。直後のサービスゲームを今度こそはキープしたいダニエルだったが、ラリーでのショットがアウトになり、15-40というピンチを招く。しかしそこからギアを上げて4ポイントを連取し、苦境を乗り切った。
ダニエルは5-4で迎えたサービング・フォー・ザ・セットの第10ゲームをラブゲームでキープ。6-4で第1セットを取った。
試合は3セットを先取した方が勝利の5セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「全豪オープン」でのダニエル太郎
(Photo by Darrian Traynor/Getty Images)
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