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誕生日プレゼントは誰のため?インディアンウェルズ名セリフ集(前編)

真は2022年「WTA1000 インディアンウェルズ  」でのガウフ

現在開催中の「WTA1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月9日~3月20日/ハードコート)では、様々なドラマが生まれている。記者会見場でも、選手たちが時にユーモアを交えながら試合やキャリアについて語る中で、たくさんの名セリフが生まれた。WTA(女子テニス協会)が、それらの言葉をまとめている。今回は前編をお届けする。

■ココ・ガウフ(アメリカ)
ガウフは勝利で18歳の誕生日を祝うことができなかったが、家に戻ったらやりたいことがたくさんある。ヨーロッパへの遠征が始まる前に運転免許を取る予定だ。なんと父親のコリーさんが、既に車を購入済みだという。

「どっちかというと、父のためのプレゼントって感じがするけど。正直言って、私は全く運転が好きじゃないの。父は、16歳になったら車を買うべきだって言って、16歳の時に私に車を買いたがったけど、私はいらなかった。17歳の時も、父は車を買いたがった。父は、お前をあちこち運転して連れて行くのに疲れたんだ、だからこれはお前の車だよって。そう、父のためのプレゼントなのよ。それに、弟が今年15歳になるから、彼も免許を取る。私は家にいない、ということは彼は誰の車を運転する?私のよ。私へのプレゼントだか分かったもんじゃないわ」

エマ・ラドゥカヌ(イギリス)
アンディ・マレー(イギリス)が通算700勝目を挙げたことについてコメントを求められたラドゥカヌは、思わず笑みをこぼした。「彼は、私にとっても、そしてイギリスや世界中のみんなにとっても本当に素晴らしいロールモデルだと思う。700勝なんて、私は夢見ることしかできないもの。私は3勝くらい?まだまだ先は長いわね(笑)」

■イガ・シフィオンテク(ポーランド)
シフィオンテクは、徐々に“カムバック・キッド”としての地位を築きつつある。準決勝進出を果たした「全豪オープン」でも、「WTA1000 インディアンウェルズ」でも、1セットダウンから逆転勝利を収めているからだ。「たぶん、ダリア(・アブラモビッチ氏、スポーツ心理学者)との取り組みがうまくいっているんだと思う。冷静に解決策を考えるための力がついた。以前は感情のコントロールにちょっと苦労していたし、何かを変えようとして正しい道を選べなかったこともあった」

「これまではテニスの試合に負けた時は、人生すべてが悪い方向に行っていて、私の存在の基盤が壊れるような気がしていたの。今は、すべてからちょっと距離を置いて、はっきりと見えるようになった。つまり、より冷静に、より自信が持てるようになったということ。自信は大切よ。でも、経験を頼りに信じることも必要。今、うまくいっている感じがするわ」

■ペトラ・マルティッチ(クロアチア)
マルティッチは3回戦でラドゥカヌに勝利し、昨年の「WTA1000 ローマ」以来となるWTA1000大会での4回戦出場を果たした。マルティッチがトップ20の選手に勝利したのは2019年以来だ。

「こういう試合から学べる最も重要なことは、私は最高のプレーをしたわけではないけど勝つことができたということ。昨年のほとんどの間、私は完璧を目指していた。自分に対して批判的で、満足できなかった。最悪だったのは、競争心を失ってしまったこと。私は自分のことをまずまずの選手だと思っている。でも私を負かすのはすごく簡単になってしまった。今年は、そこを変えたかった。ここ最近の試合は、私が良い方向に進んでいることを示してくれたわ」

■ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)
大坂なおみ(日本/フリー)に勝利したクデルメトワは、勝っても負けても、この試合を大きな学びの機会と捉えていた。

「私はなおみと同い年なの。ジュニアでプレーしていた頃は対戦したことはなかった。彼女は素晴らしい選手よ。もう何回もグランドスラムで優勝している。私にとって、ああいう選手と戦うことはすごく大事。自分のテニスを上達させることができるから。そういう試合の後には、少し自信がつく。私は努力して、さらに伸びることができる。私にとってはすごく重要なことよ」

■ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
他の選手のテニスの才能を見抜く能力について聞かれたアザレンカは、自分はエージェントになるべきだと冗談めかして言った。選手の何に注目するかについては、フォアハンドやバックハンドの上手さを見ているわけではない、とアザレンカは説明。

「その人の立ち振舞いが大きな部分を占めるの。たくさんのことがわかる。みんなボールを打つのは上手だもの。素晴らしい技術や才能を持った人を多く見てきた。でも、解決策をどうやって探すかが重要なの。どうやってルーティンをやり続けるか、どうやって日々努力を続けるかが難しいの」

「私は、人間としてのその人あり方に感銘を受けるわ。繰り返しだけど、素晴らしい才能を持つ人はたくさんいるけれど、それ以上にその人自身、その人が生み出すレガシー、その人がスポーツにもたらす価値、その人がどのように新しい世代に影響を与えられるか、それが私に強く印象を残す部分なの。私はいつも、テニスの試合の上手さ以上のものを持っている人を探しているわ。それがとても重要だと思っているから」

■シェルビー・ロジャーズ(アメリカ)
昨年、初めてインディアンウェルズ大会の準々決勝に進出したロジャーズ。今年は3回戦に進出したが、昨年の「全米オープン」で準優勝したレイラ・フェルナンデス(カナダ)にフルセットで敗れた。

「(3回戦進出は)何かしらの報いだと思いたいわ。だって、ここは最初に膝を痛めた場所だから。この乾燥した地域にうまく適応できていると思う。まず一つに、私は乾燥した気候が好きじゃない。湿度が高いのに慣れているの。チャールストンで育って、今はフロリダに住んでいるから、暑くて、湿度が高くて、ジメジメするのが良いの。乾燥した天気は私にとってとても難しい。身体が拒否するの。風が強い時は、どちらが勝ってもおかしくない試合になるし」

「滞在するには素晴らしい場所よ。涼しいし、人でごった返している大都市じゃない。私は、高齢者居住地区が好きなの(笑)。会場を出れば、時間がゆったりと流れている。それが好き」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2022年「WTA1000 インディアンウェルズ 」でのガウフ
(Photo by Robert Prange/Getty Images)

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