ニュース News

フェデラーが昔を振り返る「100位に入って、1度でも優勝できれば幸せだった」

2021年の「レーバー・カップ」でのフェデラー

現在、膝の怪我の療養でツアーから離れている元世界王者のロジャー・フェデラー(スイス)が、ブランドアンバサダーを務めるクレディ・スイス社のインタビューに答えた。その中で、フェデラーは若い頃の目標や、療養期間中の家族との関係、そして引退についての考えなどについて語った。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

若い頃にこれほどの成功を収めることを予想していたか、と聞かれたフェデラーは、ごく普通の子供として育てられ、そこまで大きな目標をもってテニスに取り組んでいたわけではなかったことを明かした。

「僕は、すごく普通の家庭で育った。学校に行くことの他に、僕が大好きだったのがスポーツだった。1度大会で優勝できれば幸せだった。そしてもし世界ランキング100位内に入って“ウィンブルドン”でプレーできるチャンスがあれば、それで十分だったよ」

「もちろん時が経つにつれ、目標を修正していくことになった。そしてトップ100からトップ50へ、それからトップ10へ、その後はいつか世界1位になりたいって。そうしているうちに、“ウィンブルドン”でもう1度優勝したい、世界1位の座をキープしたい…これほど変わるなんて不思議だよね」とフェデラーは続けた。

「僕は自分が少年だった頃を思い出せる。そしてまだ、あの素晴らしい、夢を持った少年でいたいと思う。そういうフレッシュな考え方を保ち続けたい。それが僕が頑張り続けられた理由だよ」

ここ2年ほど怪我の療養を続けているフェデラーは、これまでの世界各地を飛び回る生活から、家で時間を過ごし、父親として子供と接する時間が増えている。こうして家族と時間を過ごしていると、やがて来る引退後の生活も、それほど大きな影響なく受け入れられるだろう、とフェデラーは語った。

「ここ2年ほどは、将来の生活を僕に見せてくれた。もっとゆったりとした生活をどう送るかという…。だって実のところ、[最近の生活は]すごく忙しいと感じているからね。今までより早く起きているんだ、以前ほど身体が休養を必要としないから。朝7時に起きると、結構時間に余裕がある。僕は常に好奇心を持ち続けていたいし、学びたい。努力をしながら、でもその過程を楽しみたいんだ」

「生活の変化は、きっと興味深いものになる。違う生活になるんだ。まるで足元のカーペットが引き抜かれる感じだろうね。もしかしたら、思っているより難しいかもしれない。でも、すごく自信を持っているよ。それは、復帰したくないって意味じゃないけどね」

さらに、妻のミルカさんが引退に関してアドバイスをくれたこと、また引退しても子どもと接する時間が増えることから後悔はしない、と強調した。

「妻から、次のことにすぐ取り掛からないように、と言われたよ。引退したいなら、時間を掛けてねって。何が出来るのか考えて、いろんな機会があるだろうし、子どもたちは今すごく大事な年齢になってきている。男の子たちは7歳で、女の子たちは12歳だ。僕は、側に居たいんだ。父親として彼らを支えて、自分の経験を活かしてね。そういう意味では後悔はないよ」

またフェデラーは家族やコーチが自身のモチベーションに繋がり、これほど長いキャリアを築くことになったと明かした。

「妻は、これ以上ないくらい僕を支えてくれた。コーチたちも、みんな必要な時に一緒にいてくれた。僕は常に意欲的だった。だからこそ、これだけのことをやることが出来た」

「引退の決断に関して苦しんでいる、とは言いたくない。でも、引退は今とは全く違う、熟考が必要なことだ。僕のキャリアは終わりに近づいている。そしたら妻が、“私の足はまだ大丈夫。もう楽しくないから私も一緒にツアーを回る”って言うんだ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※2021年の「レーバー・カップ」でのフェデラー
(Photo by Carmen Mandato/Getty Images for Laver Cup)

空いた時間にテニスがしたい。そんなあなたのための単発レッスン予約サービス「テニモ」
単発レッスン予約、都度払いでOK。入会金、月会費は0円。関東中心にサービスを展開中。
詳細はこちら>>

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. フェデラーが昔を振り返る「100位に入って、1度でも優勝できれば幸せだった」