ニュース News

チチパス「プレッシャーを敵ではなく、友にして」

チチパス「プレッシャーを敵ではなく、友にして」

テニスの世界ランキング4位のステファノス・チチパス(ギリシャ)は、Twitter上でリアルタイムで会話する「スペース」機能を使って、「人生に心地よさを見出す」と題したセッションを開催。人が人生で直面する心理的な課題についてファンに語った。さらに、プレッシャーについての自身の見解を述べ、コート上で歩みを進める中でどのようにそれを受け止めているのかを明かした。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

チチパスは、自分がいかにプレッシャーを受け入れようと努めているか、そしていかにそれに屈しないようにしているかについて、次のように語った。「僕は間違いなく、プレッシャーを受け入れてそれを自分の一部にしている。それに向けて努力しているんだ。僕の敵になる代わりに、友になるのさ。僕はプレッシャーのために生き、呼吸する。そしてそういう時にこそ、最高のことが起こるんだ」

さらにチチパスは、プレッシャーが否定的に、対処しがたいものとして見られがちであることを強調し、プレッシャーが「人生における素晴らしいこと」につながる可能性があることを説明した。プレッシャーによって気を散らすものが取り除かれ、集中させられるというのがその理由だ。チチパスは、プレッシャーに直面する機会を手にすること自体が「信じられないほど素晴らしい」と考えている。

「多くの人は、プレッシャーは呪いであり本当に否定的なものであると見なしている。対処するのがすごく難しいものとして見ているんだ。でも僕は実のところ、それを明るい面から見る。実際、プレッシャーは人生における素晴らしいことにつながり得ると感じるよ。スポーツ、あるいは他のどんなことをしているとしても、そういうプレッシャーを感じる機会を持つのは、信じられないほど素晴らしいことだ」

そしてチチパスは、もっと多くを達成したいという渇望で1日を始めるように視聴者に促した。それが人生における「良いこと」へとつながる類の考え方なのだと、チチパスは信じている。

「毎日が真新しい1日で、ただただワクワクするものだ。1日1日を、渇望を抱えながら始めるんだ。これまでにまったく何もしたことがないかのように。それが人生における良いことにつながる考え方だと思う。キャリアにおいても、人生においてもね」

チチパスは続けて、感謝についての見解を口にした。彼の説明によると、感謝とは、自分が持っていないものについて心配することなく、手にしているものの価値を認めることだという。

「感謝とは、自分が既に手にしているものに単に甘んじることではない。既に手にしているものの価値を認めて、持っていないものについて不満を言わないことだ。そして自分が持っていないものに向かって行動を起こし、努力を厭わないこと。それが大切だと思う」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 モンテカルロ」でのチチパス
(Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)

今すぐテニスがしたい!そんな時は「テニモ」
都度払いで入会金、月会費は0円、自分好みのスクールやレッスンを選んで通えるサービス。
現在、関東を中心にサービスを展開中。詳細はこちら>>

  1. Home
  2. ニュース
  3. チチパス「プレッシャーを敵ではなく、友にして」